写真などを自由に修正したり,画像作成したりするソフトをペイント系ソフトと言います。
Wordなどの文字を扱うソフトと,写真などの画像を扱うソフトは,内部的には全く別物と考えた方がよいでしょう。
- Word=文字というコード番号を張り付けていく。
- Paint=一つ一つの点にRGB(赤,緑,青の深さ256段階ある)を組み合わせて点の色とし,それらの点の集合を画像として扱います。
Paint系のソフトはWindowsに「ペイント」という名前で最初からついています。「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリー」→「ペイント」で起ち上げます。
右図はWindows7についてくるPaintです。98,Me,XPなどにもついています。外見上は違うみたいですが中身は同じだと思います。
おまけソフトとしては非常に出来がよく,メモ帳の次によいソフトだと思いますが,あまりにもできることが少なく,操作が面倒くさいです。(画像を縮小するにも,いちいち数値入力したり,とにかくメンドクサイです)
そこで,ペイント系のソフトを探してみたのですが,帯に短したすきに長しで,これはと思うものがなかなかありません。自分は「Photoshop 6」を長年使っていますが,これならお勧めできます。ただ,値段が値段で,清水の舞台から飛び落りるほどの出費を覚悟せねばなりません。
Paint系ソフトはPixia PictBear SE GIMP2 TRimなど試してきましたが「Photoshop」とは相当の違和感があります。
そんな中見つけたのが,「Paint.NET」です。
NET FrameworkというRuntimeが必要ですが,すべて無料で入手できます。制限は多いですが,扱い方がPhotoshopと似ているので,操作はしやすい気がします。レイヤーをいちいち自分で作って作業していくなど,面倒ではあります。レイヤー操作で,順序や透過度の設定など,エフェクト効果にもいろんなものが用意されています。
横書き文字は入るが縦書きには対応していないし,一度確定すると,修正がきかないなど,不満はありますが,一番扱いやすいかなと思います。
Paint.Netのインストールと使用方法はネット上で公開されています。
Windows7,Office2010
- ペイントとは別にOffice2010をインストールするとPicture Manegerというソフトが入ります。C:\Program Files(x86)\Microsoft Office\Office14\OIS.EXEがそれです。Picture Manager は、主にデジカメで撮った写真を管理、編集、他のソフトとの共有をするソフトで,画像を専門に編集するソフトではありません。ファイルを「開く」という概念さえなく,フォルダーを指定して,そこからすべての画像を読み込みサムネイル表示します。編集はペイントよりも少ししかありませんし,文字入力はできません。明暗,赤目補正など限られた機能しかありません。これは画像管理ソフトと見た方がよさそうです。
- Windows7にはSnipping Tool(スニッピング ツール)という,キャプチャ―ソフトがついています。「すべてのプログラム」→「アクセサリー」の中にあります。これは,ディスプレイに表示されている画面の自由な範囲をスクリーンショットとしてコピーする機能です。Word2010にも,同じような機能の「スクリーンショット」が「挿入」タブにあります。半透明の画面からトリミングするだけでWordに貼り付けることもできます。図そのものをファイルとして保存することもできます(ただし,テキストボックスなどで入力したテキストは含まれません)。
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