2012年11月14日水曜日

スキャナ

11月16日(金)パソコン教室あります。PM1:00~

書籍や名刺など,印刷されたデータ―をパソコンに取り込むためには,キーボードで入力する。
新聞や雑誌の写真や絵はキーボードでは入力できない。
そこで,印刷された画像をパソコンに取り込むために機械が考えられた。これがスキャナである。
スキャナは印刷されたものを細い線で光学的に,反射光をデジタルで読み込んで,ファイルにする。絵や写真はそのままで,文字もそのまま画像として取り込む。
しかし,書籍や名刺の文字データは絵では扱いが面倒です。
そこで考えられたのが,OCR(Optical Character Reader)という光学式文字読取装置です。 手書き文字や印字された文字を光学的に読み取り,前もって記憶されたパターンとの照合により文字を特定し文字する装置です。こうすればキーボードで入力しなくてもいいので,面倒ではなくなること,少しの手間で大量のデータを処理できるようになります。

スキャンという言葉が分かりにくい時は,病院のITスキャンを考えるといいでしょう。体を輪切りにしてデータ化しています。これはプリンターの逆です。デジタルの文字や絵の情報を,プリンターで一枚の紙に印刷します。スキャナは一枚の紙の情報を,プリンターを使って,全く逆のことをやり,OCRというソフトでデータにします。OCRには読み込んだ画像を持ち前の文字情報と比較して,どういう文字かを認識します。

最近のネットで本を読むという時代になり,新聞も書籍もデジタル化が必至です。本は背表紙を切り取り,一枚(頁)ずつの紙を,プリンターで読み取り,OCRで文字情報にします。

これができるにはプリンタにスキャナ機能が必要です。基本コピーができるプリンターなら,あとはOCRソフトで文字データにするだけです。

写真や絵を取り込む=プリンタに絵や写真を挟みます。スキャンソフトを立ち上げて絵をスキャンします。これで画像としてのデジタルデータをパソコンに取り込めます。スキャナ機能がついているプリンタには画像を取り込むソフトがついているはずです。Windowsについているペイントにも取り込み機能があります。

文字を取り込む=プリンタに文字が書いてある紙を挟みます。OCRソフトを立ち上げて,スキャンします。文字データとして読み込んでくれるはずです。ただ,図形としてではなく,これを文字にするには相当の精度が必要です。紙がゆがんでいる,少し傾いて置いてしまった。文字の画数やフォントによっても,制度に違いが出るかもしれません。フリーでもありますが,精度を上げたり自動補正をつけると有料になってしまうなど,制限があるようです。まあ,ソフトの出来次第で間違えることもあるようです。
今はパソコンデータを音声出力して歌を歌うソフト(初音ミクという)まであります。逆にパソコンに音声で話しかけると,解析してもじでーたにしてくれるものまであるそうです。
よく似たものに,キャプチャというものがあります。これはディスプレイに表示されている画面を取り込んで画像データとして保存するものです。「画面キャプチャ」とか,テレビ放送やゲームなどの映像を動画データに変換してコンピュータに取り込んで保存する「動画キャプチャ」があります。VHSのアナログデータをデジタル化するキャプチャボードもあります。
アナログ音楽(昔のレコードやカセットテープの音楽)もパソコンに取り込んでデジタルデータに変換することができます。



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